談春独演会

年明けは談春さんの独演会。

めずらしくゲストがおり、着流しの本人がゲストの紹介と意図

志の輔の総領弟子がしっかりしており、しかも談春のエピソードの漫談で

 受けているそうなので、本人のまえでやってみろと呼んでみた。

 落語もやりたいと泣かんばかりに頼まれたので落語もやる云々)

を語りさっと高座を降りる。

めくりと座布団返しはこはるさん。おやっという雰囲気で客席が少し沸く。

 

 

晴の輔:漫談(談春と私)、猿後家

談春:粗忽の使者

仲入り

談春:妾馬

 

 

晴の輔さんの話は、だいぶ前のエピソードが中心。

志の輔談春志らくの3人会は確か10年以上前だったのでは。

マクラの話に既視感があり、はて、かなり以前、この人は成城寄席で聞いたような・・。

まだ志の吉名だった頃に、確かに聞いているのを思いだした。

その頃からかわいがられていた様子。

師匠志の輔も弟弟子談春も、やり方は違うにせよ人を追い詰める

ところは一緒、とのこと。

きわどい話で笑わせて、その後に猿後家。ここまでで40分。

 

さすがに長い、と出てくるなり談春さんの小言。

マクラもそこそこに粗忽の使者。

年始らしく爆笑で仲入り。

男性トイレにもめずらしく長い列が伸び、そういえば昔は男性ファンばかりだったな

と思いだす。

 

後半は妾馬。笑いの中にしんみりとした情もにじんで、たっぷり。

30分ほど時間を超過して、3本締めで締める。

面白かったねと連れと感想をいいあいながら帰路につく。

バカ話で笑って、人情噺でしんみりして。ま、王道かな、と。