2019-01-01から1年間の記事一覧

スカイウォーカーの夜明け

近作を一挙にTVで見たせいもあり 封切りからすぐにいそいそと見に行く。 壮大な、3代にわたるサーガになるわけで完結編ともなると このシリーズが要するに何だったかという総括もある。 善と悪に分かれて戦うことになった一族の悲劇の物語と 簡単にまとめれ…

世田文とかな文

世田谷文学館はよくSFやファンタジーを取り上げるが今回は小松左京展。 「日本沈没」の中に出てくるD計画の名前を冠して 未曽有の災害で日本列島が沈没する際に、日本民族は生き残れるか 日本政府は国民を守れるか、という壮大な構想の下にかかれた大作を メ…

にぎわい座にて、花吹雪

にぎわい座、談春さんの会。 談春:双蝶々 中入り 談春:大工調べ 長尺のネタなのかマクラもそこそこに。 後半の地語りの名調子のところで舞台上がすっと暗くなり 演者にやわらかなスポットライト、と、はらはらと花吹雪 そこに三味の音が重なる。 おや、よ…

三田落語会にてブッダのおしえ

友人に誘われて三田落語会。 扇辰さんと喬太郎さんというと、同じ顔付で翌日に国立劇場の会があったので てっきりそちらかと思ったら。 扇辰さんは「落語とブッダ」というNHKEテレの番組の 再放送も見逃してテキストだけ読んで、確か何かの音源を聞いて以来…

子は鎹

談春さんのにぎわい座の会。 前座は、出囃子がこはるさんでおやと思う。 客席からも驚きと期待の拍手。 師匠の会なので、といいそうな、マクラもほとんどなしの権助魚。 マイクの調子が合わないのか、声がなんだか割れる。 後半は問題なし。 座布団を返しに…

喬太郎さんの牡丹灯籠、米團治さんの地獄八景

いつの間にか復活していた落語ディーパ―。 不定期なのでうっかりすると見落とす。 米團治さんの回は見損ねて、動画だけ拝見する。 この人の講座は、しばらく見ていなかったが、なかなか達者に。 (この番組に呼ばれたのは)親父が優秀で、というマクラは 演…

瀬戸内芸術祭

なかなか行きづらいなあ、と思いながらいけずにいた瀬戸内。 この4月の10連休に行った人が多かったと聞いて そういえば、と思い立つ。とはいえ、ほんの3日ばかり。 直島はツアーで効率的に訪問済み。 夏の瀬戸内には大したイメージもなく、海沿いだから風も…

志の輔さんの会、談春さんの会

二週続けてにぎわい座。 まずは志の輔さんの会。 前座は志の大さん、寄合い酒。 志の大:寄合い酒 志の輔:千両みかん 中入り 志の輔:徂徠豆腐 2階席の最前列だったのだが、着席するとちょうど目線の位置に柵(手すり)がくる。 姿勢を変えても演者の顔が見…

対岸の彼女

角田光代の直木賞受賞作だが どうして読む気になったのかは覚えていない。 粗筋にあるのは、女性間の分断を示唆するようなもので 読後感がよくないのでは、と思って読み始めたのだが いい意味で裏切られた。 期せずして、海街ダイアリーを読み始めて 4人の姉…

ラスト・トーキョー

NHKのドキュメンタリーの広告をみて 録画予約をしていた。 見終わってなんだかあれこれ考えてしまったのは これが母娘の物語でもあったからだろう。 自分の母がなくなった時、もっと母と母の人生を知って置けばよかったと それはそれは後悔したからかもしれ…

にぎわい座 こはるの夏休み

にぎわい座で夏と冬にある小屋主催のこはるさんの独演会。 7月からは師匠の談春さんの独演会も12月まで連続で始まり なんとなく親子で競演の雰囲気。 今回のネタだしはお化け長屋。7月初めの師匠の会にも 同じ演目がかかっていた。 こはる:青菜 こはる…

にぎわい座にて

歌丸さん亡き後の館長が、以前よりプロデューサーをやっていた方になった と聞いたのは談春さんの今月の独演会でだった。 もともとこの小屋は後発のうえに地の利が少々悪く 芸術協会も協会も、この寄席に出て他の寄席の出番を抜いてはならじと 出演禁止をい…

一之輔 ドッサリまわるぜ 2019

久々の一之輔さん 生憎の土砂降りの雨の中、でかける。 はじまりは、Tシャツにハンチング、立ったままのオープニングトーク。 開場中に小さくかかっていた「鉄人28号」のテーマソングが 大きくなったと思ったら本人が登場。 ご当地がらみのエピソードやら、…

三谷歌舞伎

三谷幸喜の歌舞伎ときいてこれは行かねば、と。 気合を入れて見に行く。 当初は、漂流の後ロシア奥地に分け入る冒険談か、歌舞伎にするには・・ と思っていたのだが。 まずは背広姿の松也さんの解説に始まり 変化のない漂流船の様子は、さすがにもたつくもの…

志の輔さんの会

連休中の新百合の会は諸事情でいけず、 リベンジで町田の会へ。 志の大:二人癖 志の麿:狸の賽 志の輔:みどりの窓口(新作) 中入り 志の輔:徂徠豆腐 志の大さん、なにか通りの悪い印象の声。 聞きやすくはあるのでマイクの調節の問題か。 リズムやらテン…

巨星 松本清張展と

松本清張展を見に行って ああ、まさに巨星だったな、と膨大な著作とその関連資料を眺めて 激動の昭和と同時代というべき作家だった、と。 興味範囲や著作、無数の取材旅行や旅先での写真や玄人はだしのスケッチ 圧倒されるような内容は、まさにとんでもなく…

令和も落語

令和になってもさほど変わらず、 連休最終日の夕方、落語会に出かける。 浅草の仲見世は、ぽつぽつとシャッターを下ろした店もあり 交代で休んだのかも、などと思う。 浅草公会堂の入り口には、なんのポスターも幟もなく 近日公開、といったこの先の公演の大…

ラナイですごす

ラナイ、というのはバリ島のリゾートホテル、主にコテージの野外に 風のとおる見晴らしのいい場所に、ごろ寝のできるカウチなどをおき フルーツをつまみながら涼しい風を受けて読書やら昼寝をするスペース。 陽気が良くなってきて風も気持ちがいい。 ラナイ…

プレリュード・ノン・ムジュレ

チェンバロのレクチャーコンサートを聞いていたら 面白い用語に出あう。 プレリュードは前奏曲。 ノンムジュレとは、ムジュレ(拍子)がないこと、で 記譜上の正確な拍子にとらわれず、即興の要素をもって弾く といった意味らしく。 その場の雰囲気やら何や…

正太郎百貨店

横浜で正太郎さんの会。ネタだしは紺屋高尾。 落語カフェの武道館ライブの話やら NHKラジオの取材でいったVRで訪れるハワイの話など マクラもほどよく手慣れたもの。 引越しの夢:正太郎 夢金:正太郎 中入り 紺屋高尾:正太郎 どれも熱演だが暑苦しさはなく…

こはるの冬休み

こはるさんのにぎわい座の冬の会。 前売りは完売、当日も完売とのこと。 そろそろ下の小さなスペースから上の芸能ホールへ という話もあるのか、チラシにもそんなことが。 他の二つ目の会よりは、料金を少しだけ上げて着々と間合いを詰めている風。 さて、あ…