談志祭り

談志祭りの会場へ、少々遅れて到着。

会場内にははいれるが、一席終わるまで後方で待機を、と案内される。

まだ1席目、小談志さん。

まだちょっと、というところ。緊張していたのかな。


談志:新聞記事

志遊:片棒

生志:たいこ腹

談春三方一両損

中入り

談志:(テープ、1970年代、漫談

志の輔:猿後家

里う馬:鼠穴


志遊さん、片棒。ここからは落ち着いて聞ける。

生志さんは相変わらずマクラで毒を吐いており

ちょっとしたネタにひっかけて、このあと(高座に)あがる

兄弟子が米には詳しい、と前ふりを。

談春さん、棚田の薀蓄を披露してから、ドラマでいい人役をやっていると

なんだか悪口を言われて、少々怒っているので怒る噺を、と

大工左官の啖呵が威勢のいい、三方一両損

最近は威勢のいい啖呵があまり聞けていなかったが、

さて、息が続かないわけではなさそうで。

若いころのように、全面飛ばす、というより

ところどころで軽く息を抜くメリハリがあり、その余裕が

高座の数をかなりこなした、という雰囲気になり悪くない。


中入り後、談志さんの大きな写真が高座にでて

漫談のテープがかなり長くかかるが、テープで笑いが起きる。

私の後方から「このあと(高座に)上がるのはやりにくいな」とのつぶやき。

案の定出囃子がなって志の輔さん。

自分でもちらっとやりにくいといってから、最近のマクラでおなじみの

海外での落語会の話へ。爆笑で締めて猿後家。


ここで2時間半を経過していたせいか(とはいえ、7時半過ぎか)

目当てが終わったからか、席を立つ人が20人か30人か。

かなり目立つ数だった。(1階席後方のだったせいかよく見える)

こういう途中退席は気にしないものなのか・・・

トリは立場からいって里う馬さんだが(立川流の新代表)

人気や実力などでは・・・ということでちょっと露骨にも見える。

何かの抗議、というほどのこともあるまいが、気になるところではある。


談志さんとともに回った地方などで(師匠のこの噺を)よく聞いていて

やってみろといわれた噺で、といいながら。

立川流お家芸的な鼠穴。

さすがの風格はあるが、多少滑舌が気にはなる。

落ちて、8時を少し回る。

どこかで少しふらつきたいかな、と思うものの

連れもなく、家路を急ぐ。