にぎわい座クライマックス寄席

恒例のにぎわい座クライマックス寄席

気のせいか空席がちらほら。

今一つ盛り上がりに欠ける。


三遊亭全楽:子ほめ

立川志の彦:時そば

立川志のぼん:権助魚

寒空はだかスタンダップコメディ

立川生志:看板のピン

中入り

松本ヒロ:スタンダップコメディ

遠峰あこ:アコーディオン

立川志の輔三方一両損


生志さん。

マクラで貴乃花親方の振る舞いをいじったところ

客席後方の中年女性からよく通る短い反論が2回。

その人は外に出てしまったようだがしばし客席が

落ち着かない。

あれこれの納める努力も決まらず残念な展開。


大トリの志の輔さん。

それを意識したのか、怒りや悲しみは万人で共通するが

笑いのツボは人それぞれと新バージョンの三方一両損へ。

怒って席を立ったお客さんへの配慮なのか

生志さんへの言葉なのかあるいは単に噺のマクラなのか。


とはいえ。

にぎわい座の年末興行の客層は立川ファンとは少し違う。

7回忌を過ぎて談志の毒舌や武勇談に反応する落語ファン

確実に減っている。

万人に受けるようにとはいわないにせよ

人気が出る人は、人の癇にさわらない話し方を身につける。

その点、スタンダップの2人は手慣れたもの。


クライマックス寄席のトリは当面志の輔さんかな。

早く人気者を輩出して志の輔さんに楽をさせなきゃ。


そのあと、カウントダウンのコンサートに向かい

いや終電があるからどうせ最後まではいられないのだけれど。

ちょっとだけ、いつもと違う。

今年はそんなふうに。心がけて。