年があけたのに年末の話題もなんですが。
年末の少々半端な時間の寄席。
終電を気にしてトリの途中で席を立つ
という無粋なことをしなくていいのは助かるが。
さて、この後の部に比べると時間も短く
出演者の持ち時間は少なく、時間に追われてせわしなく。
後半に比べてなんとなく損な気がする、という席。
あと30分早く始めればいいのになあ、深夜の部は3時間超なんだから。
はじまりも半端で、夕方、年越しそばをたべてくるには早く(店が中休み)
終わってからだといつもいく店にたどり着き、
小一時間行列して店に入れるのも21時半とちと遅い。
志の太郎:寄り合い酒
志の八:山号寺号
晴の輔:目薬
ダメじゃん小出:マジック
三遊亭全楽:持参金
生志:悋気の独楽
中入り
伝の会:長唄三味線
ご挨拶:全員
志の輔さんが、パルコの1か月公演の代わりに全国を回るので、
相変わらず年末のこの公演は気もそぞろと笑わせながら、
終演時間ぴったりにみどりの窓口を快調に飛ばす。
最後は手拭をまき三本締めで締める。
まずはめでたい会で、はずれがない。
意外によかったのは志の八さん。
マクラも気が効いていて本編も(持ち時間10分の割には)まずまず。
お客さんの反応を見ながらすかさずくすぐりをいれるなど達者な風情。
二番煎じでがっかり。
鉄板ネタではあるのだろうけれど、そのあとの
ノーベル文学賞の話題もなんとなく嫌みが強い。
さて来年は誰の落語が伸びるのやら。
年末に気楽に落語を聞ける身分でありたいと思いつつ。