志の輔さんの会

連休中の新百合の会は諸事情でいけず、

リベンジで町田の会へ。

 

志の大:二人癖

志の麿:狸の賽

志の輔みどりの窓口(新作)

中入り

志の輔:徂徠豆腐

 

 

志の大さん、なにか通りの悪い印象の声。

聞きやすくはあるのでマイクの調節の問題か。

リズムやらテンポはとてもいいのだけれど。

上方ネタとのことだが聞くのは初めて。

続く志の麿さんも、ところどころ声がくぐもっていて気になる。

これもマイクのせいなのか、噺のテンポはよくどんどん惹きこまれるので

後半はあまり気にならない。

 

 

志の輔さんは、もはや古典の域のみどりの窓口

マクラでは新幹線ネタで笑わせて、さりげなく展開の伏線に。

 

 

中入り後は、徂徠豆腐。

初めて聞く話だがじっくりと聴かせて

8時半終演予定が30分ものびる圧巻の口演。

いつ聞いても、このクオリティが変わらないのは

好不調の波があったといわれる師匠とは、似なかったところ

というか、どうしてここまでできるのだろう、と不思議になる。

 

 

後日、噺の筋などを調べてみると、そのままでは冗漫なところもある。

また、兼好さんの音源があったので聞いて見ると

これはこれでうまいものの、比べれば、ああ志の輔さんの徂徠豆腐は

立川らしく現代的に、思い切って再構成していたのだなあ、と感じる。

 

 

同行の友人も大満足で遅めの軽食をとりに夜の街に。

よかったねえ、と話しながら。