落語会が軒並み中止の中で
落語の噺を深堀する珍しい番組(不定期)の
落語ディーパーが久々に2回連続で。
お花見宴会中止令の出る中、
初回は「花見の仇討ち」と、なかなか洒落ている。
一之輔の口演は・・・もう少し先にまた聞くかな、というところ。
2回目の「愛宕山」は吉坊の口演。
ちょっとした嫌味をマクラでかましその頃合いもほどがよい。
この人は若いうちから芸事オタクで
その肥やしもあって、ハメモノ(鳴り物)にあわせた所作が
非常にきれいで決まっている。
声がいつまでも甲高いのがどうも、と思っていたのだが
ある時期から(おそらく努力して)声のトーンを落としてから
歳のいった旦那さんもよくなってきた。
若いころは上手なこともなんだか嫌味に見えるものだが、
この頃はそういったところも感じなくなった。
この騒ぎが落ち着いて、ライブの落語会にいけますように。
そう思いつつ。
コロナ明けの世界は何かが確実に変わる、気がする。