対岸の彼女

角田光代直木賞受賞作だが

どうして読む気になったのかは覚えていない。

 

 

粗筋にあるのは、女性間の分断を示唆するようなもので

読後感がよくないのでは、と思って読み始めたのだが

いい意味で裏切られた。

 

 

期せずして、海街ダイアリーを読み始めて

4人の姉妹の出会うあれこれにふっとよみがえる記憶もあって。

 

 

お盆で、家族とのかかわりやら、なにやら。

親を亡くし、そろそろ区切りの年齢も迎える。

捨てる勇気を出すまでもなく

自然に次のステップに踏み出さざるを得ない。

何かを振り切るというよりも、単に時が満ちて、

卒業するようなものか。

 

とりあえず前を向く、というなら

この本と漫画はうってつけのものでもあり。

夏も、もうじきいなくなる、か。