解消と融和はなされないまま

試みたこと、画策したこと。

融和はなされないまま、次の世代に引き継がれる中で

すべては規知のこととして進んでいくらしい。


寄席に出ない。

だから、一人の会を中心に客を集める力をつける。


それがここで生き残る最善のことだと

今はその基準がスタンダードになる。


この間の「居残り佐平治」に漂った本物の詐欺師のような

決して落語には出てこない類のひやりとする存在は

あれは何を現していたのか、と。


何が起こるかと待ちかまえ、なにも起こらぬまま。

季節はまた巡る。