TVをうっかり買ってしまい配線等々で大騒ぎ。
さて、問題のドラマといえば。
以前の大当たりしたドラマが、その極端なキャラクター設定から
現代劇でありながら、悪役が時代劇のように類型化しているといわれていたが
今回もドラマの内容やキャラクターの作り方が、妙に劇画か時代劇のよう。
その中であまりにも典型的な悪役を、中年以降の俳優の石原某か政治家の河野某か
という悪人顔になってきたひいきの落語家が演じている。
顔が悪人顔だから、キャラクターのない単なる悪役を演じたらだめなんだったら、
とひそかに突っ込んでみる。
女性ファンの多い2枚目が、ファンをなくすほどの性格俳優ぶりで
悪役やら変質的な殺人鬼を演じて演技派に転向するならともかく。
自分の本業での立ち位置やら、人情噺というテクニックと描写力を要求され
この人の場合は、それが描写しすぎに倒れてくどくなるのが難点なのだから
そこをピンポイントで鍛えるようなハードルのある役といったら。
深みを出しながらの情のある親分役?
脇で出が少ないなかで存在感のある演技?
さあ、そんなことはよくよく相談のうえで
今後のイメージ戦略を練ってみては。
弟子がでる別の局の深夜番組を興味深く眺めながら
内弁慶になりがちなところが師匠に似ているとそっとつっこむ。
自分の個性を理解してくれるやさしい客からはじめて
それ以外の客を得ていくために個性(自分のいいところ)を
殺さずにどうするか、というのが。
売り出す際の心得のようなもの。
なあんて。