町田のホールにて談春さんの会。
時間がギリギリになることはわかっていたが
なんとか定刻前につき一安心。
都心からの微妙な距離を反映して開演時間が早い。
にもかからず、この人の会はいつも開口一番から自分でやるものだから、
不測の事態が起きると間に合わない。
席に着くと、出囃子は「不思議なポケット」
おや、めずらしく開口一番で、弟子のこはるさんを出すのか、と。
こはる:真田小僧
中入り
談春:蒟蒻問答
配られたチラシにも全10公演のこはる改め小春志(こしゅんじ)の
真打ち披露興行がはいっており、まあ、ちょっとしたお披露目と宣伝を
させた、ということなのだろう。
達者な真田小僧。勢いがあって悪くない。
さっさと下がれ、というように出囃子を流して
早々に師匠が登場。
渡した持ち時間をオーバーしたのかな、というくらいせっかちな出だったが、
開口一番の時間を取り戻すかのような長いマクラ。
今日やる噺がない、などといいながら、自身の小田原での会が
入りがもう一つなので、という宣伝も。
ここでは御神酒徳利をやるとのこと。
その後、百川。
中入り後は、蒟蒻問答。
盤石の出来。
この人らしく、弟子のことを言外に褒めるような絶妙な言い方をしていたことが
印象的。
披露興行は、弟子の会だけに独演会でしか勝負しないこの人としては
どうなのかしらん、などと思いながら。
小田原か披露興行か、どちらか聞きに行こうかしらと思案中。