落語会をいくつか

7月から落語会に何度か足を運ぶ。

日に日に感染者数が悪化して、夏休みどころではないこの頃。

旅行をあきらめておとなしくしているがせめて落語会くらいは・・

 

まずは扇遊さんの会。

知り合いが席亭をやっており、見学かねて伺う。

 

遊京:蛇含草

扇遊:家見舞

扇遊:ねずみ

仲入り

扇遊:船徳

 

遊京さんは出だしのあたりでリズムの癖が耳についたが

後半は熱演で気にならなくなる。

扇遊さんは系統の違う噺を、どれも慣れた風で。

全体に常連ばかりの落ち着いた会でアットホームでとても良い雰囲気。

 

 

その後は、にぎわい座で柳枝さんの会。

2月の会が中止になっていたのでしばらくぶり。

 

柳枝:うなぎ屋

柳枝:たがや

仲入り

柳枝:唐茄子屋政談

 

以前から若さに似あわない落ち着いた本格派だと思っていたが

大きな名前を継いでからますます(おなか周りとともに)

貫禄が増した。

弟子を取ったらどんな名前をとマクラで触れて

小柳枝だと大きな名前になってしまうから、

喬太郎師匠に「微粒子」でどうか、といわれた話など。

 

噺のできはいいのだが、ちょっと早くにおさまり過ぎの感も。

まあ、そんな風に言わせるほど貫禄がでて、というところ。

 

 

その後は、国立劇場8月中席。

 

桂空治:鈴ヶ森

春風亭昇市:ん廻し

三遊亭兼好:大安売

ボンボンブラザーズ:曲芸

立川談春宮戸川

仲入り

桂文治:幽霊の辻

江戸屋まねきき猫:ものまね

三遊亭円楽:ねずみ

 

寄席形式で、またこの会は前座分は時間に入らないらしい。

冷たいものを買いに外に出て、戻ると既に始まっていて慌てて客席へ。

いろいろな人たちを一度に聞けて、箸休めに色ものもはいり

最後は円楽さんの端正なねずみで終了、と満足度の高い内容。

前日まで続いた長雨とひんやりした陽気が一転して

腫れて暑さの戻った1日。都内からそそくさと戻る。

 

 

8月はもう1回落語会を聞いているが

その話は後日。