図書館や美術館は再開されたが

どこぞの博物館はエリア限定の公開で時間予約制、

ガラスケースの中に展示がない個所もあって料金は同じ、

と開かないよりはいいけれど、そしてすいてはいるけれど

少々不満の残る開館の様子。

おそらくは消毒やらに手間もかかり、コストに見合わない集客しかなく

開ければ開けるほど赤字、という構造かもしれない。

 

 

図書館もようやく開架式の棚から図書が借り出せるようになったが

新聞や雑誌の最新号の閲覧、図書館内での長時間の資料閲覧はできない。

そのため椅子類は撤去。

雑誌コーナーで心地よく居眠りすることもできなくなった。

 

 

再開にあたり大事をとるということではあるが、隔離政策をとり続ける以上

こういうガイドラインになってくる。

イベントなどは席数を半減させては、興行として成立しずらく

当面は様子見、条件が緩和されるのを祈るように待つ

という状況になっている。

 

 

ウィズコロナだかアフターコロナだか知らないが

一部でもう少し常識的なことにならないのか、と思うことも。

 

 

外出先から戻ったら石鹸で手を洗い、うがいをする、

マスクをして人混みでは咳エチケットに気を配る

混雑した場所では大きな声で話さない

などの常識的な対策やマナーだけでおさまらないとなると。

そして、いくら密集する客席を半分にしても、

今やかなり混み始めている電車はどうなのか、などなど。

 

 

施設側が消毒を一日中ひっきりなしに行うよりは

個人がきちんと気を付けて

外出先から戻ったり、飲食の前には手洗いをする方がはるかに合理的ではある。

ここは感染症病棟ではない、ということではあるのだ。

 

 

ウィルスは人が運ぶ。

人が動かなければ理論的には感染拡大のペースが鈍る。

 

 

おそらくある程度新規感染者数が減れば、条件の緩和は可能なのだろうが。

再開、(とりあえずの再開ではなく)といえるくらいになるのは

当面先、として。

その頃には構造が変わっている可能性もある。

見えないウィルス同様、この先も視界不良、ということか。