スカイウォーカーの夜明け

近作を一挙にTVで見たせいもあり

封切りからすぐにいそいそと見に行く。

 

 

壮大な、3代にわたるサーガになるわけで完結編ともなると

このシリーズが要するに何だったかという総括もある。

善と悪に分かれて戦うことになった一族の悲劇の物語と

簡単にまとめればそんなところなのだが。

強大な力を持つゆえに悪にも善にも引き付けられる、

何かの拍子に育て間違うというほどのことでもないのに

悪の側に引き込まれる子孫=弟子もでて物語は続く。

 

最終作のヒロインは、悪の側の血筋を引くものの

両親がその運命を憂い命がけでその運命からの逃亡を図る。

波乱万丈の様々な出来事、力の目覚めや出自との対決を経て

一旦は善の側に軍配が上がる。

その厳しい闘いの過程で、このサーガの主人公の一族は死に絶え

ヒロインだけが生き残り、やがて

育ての親ともいうべき善の側の血筋の姓を名乗ることで終わる。

善の名のもとにあるものの名を継ぐのは、

血筋ではなく、(力を持つ選ばれしもの、ということは前提として)

善であろうとする決意なのだ、という最後になろうか。

 

 

善と悪の2項対立、必ずしも善が勝つわけではなく

際限なく争いは繰り返される、というと、インドネシアあたりの

神話を思いだしもする。

 

あの終わり方からすると、続編もあるのだろう。

複雑になりすぎた物語をいったんは終わらせて

新しいヒロインとともに新しい物語が進む。

 

まあ、それはそれで。

しかし、これだけ長く続く物語。

もちろんローダンシリーズみたいなものもあるにはあるが。

どうなるのやら。