瀬戸内芸術祭

なかなか行きづらいなあ、と思いながらいけずにいた瀬戸内。

この4月の10連休に行った人が多かったと聞いて

そういえば、と思い立つ。とはいえ、ほんの3日ばかり。

 

直島はツアーで効率的に訪問済み。

夏の瀬戸内には大したイメージもなく、海沿いだから風も通ると

勝手に思っていたら大間違いだった。

湿気が高く、蒸し風呂のよう。歩くのが苦にならないはずが滂沱の汗。

どこも混み、フェリーも定員があるからと脅されて早めに動くことに。

 

晴れていなくても、ほんの少し歩きだすだけで、じっとりと汗ばむ。

ほぼ徒歩で巡るスポットなので、自力移動が頼り。

ようやく借り出した電動自転車にまたがると土砂降りの雨、と。

とても島旅を満喫するまではいかなかったが、

芸術作品になった空き家や空き店舗をめぐり久々に刺激になる。

 

 

そうそう、7月の談春さんの会のことを。

にぎわい座で6カ月連続の会の初めの月。

 

談春:ろくろっ首

談春:お化け長屋

中入り

談春:豊志賀

 

 

夏なのでお化け尽くしの会。

豊志賀は久々に聞くが、陰にこもって・・・

という怪談らしい怪談とは違い、ちょっとした感想めいた合いの手を入れつつ

さらっと演じる。

といいつつ、素の文章で十分に怖い話だからこれでいいのかも。

なんといっても講談ではなく落語なのだし。

 

ろくろっ首は、視線の持って行き方でくねくねと伸びた首を想像させる。

お化け長屋は、これもう、部屋を借りにきた男が最高にやたけたで

ばかばかしくてとにかく楽しい。

 

ああ、落語はいいなあ、と今回もそんな感想で。