にぎわい座にて

歌丸さん亡き後の館長が、以前よりプロデューサーをやっていた方になった

と聞いたのは談春さんの今月の独演会でだった。

 

 

もともとこの小屋は後発のうえに地の利が少々悪く

芸術協会も協会も、この寄席に出て他の寄席の出番を抜いてはならじと

出演禁止をいわれていたとかで初代館長(玉置)さんは苦労をしたようだ。

それもあってか、立川流も談志さん自ら随分でていて

上方落語米朝一門会も三遊派(旧円楽党)も講談も

とかえって公平になんでもみれる珍しい場所でもあった。

 

 

初代館長がなくなり、歌丸さんが後を継いでからは

なんだか立川の人は遠慮がちになり

また、しぶい中堅どころを多く起用する歌丸さんの方針もあって

SWAだのなんだの、何でもありのにぎやかさが少し減じたところもあった。

 

 

一番望ましい人が館長になって、といわれているのなら

少し期待をしてみる。

 

 

談春さんの独演会とこはるさんの独演会の話は

また後日。