こはるさんのにぎわい座の冬の会。
前売りは完売、当日も完売とのこと。
そろそろ下の小さなスペースから上の芸能ホールへ
という話もあるのか、チラシにもそんなことが。
他の二つ目の会よりは、料金を少しだけ上げて着々と間合いを詰めている風。
さて、あかぎ寄席で一緒だった松之丞君のことをひとしきり。
談志さんの釈ネタの話ができる貴重な相手だったとかなんとか。
彼は3月に2日連続でにぎわい座で興行するらしく
自分の会と重ならない日にぜひ聞いてみて、と宣伝。
こはる:一目上り
こはる:金の大黒
中入り
こはる:花見の仇討ち
江戸時代のドラマの考証もするという学者さんと
こはるさんの落語+考証という会をやった話など。
マクラが噺に結びついているか、というと・・・
花見の仇討ちはネタだしのもの。
以前やったことがあるのかどうか、どの噺も安定感があり
安心して聞いていられる。
年末の新宿での会では、携帯電話を長く鳴らされ
電源を切りもせず、電話に出もしなくて
年末にそれを引きずって、門松作りの竹を切る鋸に力が入った話やら
噺のなかで、
「いいことをしても見ていてもらえず、ちょっと悪いことをしたときに
すぐ見つかって破門だなんだと・・」とぼやく一節もあり
はて誰のことをいっているのやら笑いをとる。
こはるさん、順調ではあるのかな。
でも松之亟にかなり水をあけられているのはいいのかしらん。
焦ったところで仕方のないこととはいえ、
もう少し悔しがってもいいのでは、などと。
にぎわい座のこの若手のシリーズ
3月は正太郎さん。
古典のできる若手も着実に育つ中、さてこはるさんは、と
ちょっとあおってもみたくなるが。