にぎわい座 こはるの夏休み
にぎわい座でのこはるさんの会。
小さいほうのホールは相変わらず満席。
こはる:目黒のさんま
こはる:蒟蒻問答
中入り
こはる:五人回し
ネタだしは五人回し。
自信がないのかそわそわとしながら
最近はマクラもあれこれとそれらしい。
目黒のさんまは上手ではあるが、さすがに
誰よりも早くやります、というものの、季節にあわない。
以前師匠の前座で、これを土砂降りの雨の日にやって
「こんな雨の日に、こんな秋晴れの噺を」と
ぼやかれていたけれど。
蒟蒻問答は、どうやらにぎわい座に久々にきた
師匠の会のネタとかぶったのか、(師匠で)聴きましたか?などと
お客さんに聞きながら。
私は談志の型ですから(師匠とは)違います、とのこと。
生き物を殺すのは苦手なので、そういう噺は先行きどうも
といいながら。
最後に五人回し。
女流落語家が廓話をする際の難しさにちょっと触れて
とはいえ、5人の描写では何をやってもいい噺なので、と。
ジャズでいえばインプロビゼーション。
結果としては、女流が語る違和感はさほどなく
不可はなく、まずまずの出来。
とはいえ、ものすごくいいわけでもないのは
ネタおろしゆえか。
とすれば、あとは精進、精進。