立川談春独演会

久々贔屓の会。

武蔵小金井の会場で開演までに併設のギャラリー

学大生の金属工芸展を拝見。


談春:おしくら

談春:不動坊

中入り

談春:夢金


おしくらも不動坊もかつて聞いた威勢のいい芸風と少し違って

なにやらゆったりとした風情。

声量を絞っているのは、タバコを半年前にまた吸いはじめたせいか

喉の調子が悪いのか、あるいは喉を保護しているせいか。


夢金は、この人の語り口の落語絵本というのを見ていたせいもあり

そのときの絵の素晴らしさも思いだす。


もともと落語は語りだけでいかにその景色を目の前に浮かばせるか

というのが勝負の芸能ではあるが

雪の吹きすさぶ寒い晩に、風と雪を全身に受けて

渾身の力で(酒手をくれないかと欲を出しながら)船をこぐ

その場景が鮮やかに広がる。


それと感じさせはしないものの

声の調子の悪さがそこかしこに。


タバコをやめて、それとも仕事を少し絞って養生するか

本格的なボイストレーナーについて無理のない発声方法に切り替えるのか。


なににしてもまずは養生を。