その10都市目の横浜で、ラッキーなことにチケットが手に入る。
あまり演劇的な趣向はちょっとなあ、と思いつつ
それでもやっぱり、いそいそと出かける。
3席の熱演で。
どの噺も小細工なしの真っ向の落語。
中入り
鏡味初音:大神楽
強いていうなら久蔵の感情表現のせりふが違うのかな。
ここが、あっさりとしてテンポがいいのは志の輔さん。
たっぷりと引っ張るのが談春さん。
新作もテンポよく、練り上げられていて文句のつけようがない。
さて、談春さんとの違いなども楽しみながら
その後、チケットを取ってくれた人との落語談義も楽しい。
といいつつ、一度きた人はまた来たいと思い
人にも薦めるでしょうから・・・
チケットはそうそう手に入らない。
機会があれば今度は伊能忠敬の話が聞きたいなあと思い
やはり立川の落語のテンポの良さ、同時代性は好き、とあらためて。
ほろ酔いで、いい宵(酔い)を。
ひいきの談春さんもそのうちこの円熟に至るかしら、などと
遠い彼方を透かし見る。