佐野洋子展の初日にでかける。
ここで初めて知ることも多く
会場では、ふわふわの布をはりつけた白い猫と
不敵な顔のとら猫のパネルがあって
写真スポットになっている。
やっぱりこちら、と白い猫と写真をとる。
さて、どういうつもりか自分でもわからないが。
会場では子供サイズの猫型帽子を新聞紙でおり
白い楕円のシールを貼って目を描き、
黒いシールを貼り、脇にひげを描く。
佐野洋子の本を他にもいくつか読み
「100万回生きたねこ」へのオマージュの短編を集めた
江國香織の掌編が、裏返しのようなお話でしゃれている、
と思うし、町田康の作品も気にかかる。
夏は毎日じりじり暑いままゆっくりすぎてゆく。
毎年夏はめぐってくるけれど、思い出は上書きされずに
今年の浴衣、今年の夏着物。
少しづつ違って、少しは同じ、定番のもの。
猫、今年は帽子でいかが?