競演
横浜の席亭の300回記念。豪華メンバーにひかれて、もちろん伺う。
口上
談春:鮫講釈
花緑:つる
志らく:親子酒
中入り
三三:夢の酒
生志:道具屋
市馬:掛取り美智也
口上は堅苦しさのないラフなもので大幅に時間オーバー。
同世代の気楽さからか和やかなもの。
談春さんは得意の言いたてをつなぐ鮫講釈。
音の高低をつけつつ、名調子の講談。
さすがに顔を赤くして息をつないでいる様子が常に合わず。
これって、談春さんでなければものすごく大変そう。
ちとエキセントリックないつもの八五郎でたっぷり笑わせる。
志らくさん、親子酒。
酒飲みの意地汚さの中にまぎれて
鋭い時事のつっこみや噺家の風刺を言いたい放題。
笑いが続きすぎてギャグが聞こえないほど。
三三さんは、「夢の酒」・・落ちが大旦那の夢にならず
肩をたたかせた小僧さんの姿でかわいらしく落とす。
上手なんだけどなあ、まだまだ軽い。
生志さんは「道具屋」。時事風刺の鋭さは立川特有。
マクラは談志さん風の毒がすべりつつも
噺の中のギャグや時事ネタはいいセンス。
トリの市馬さん。メンバー全員から歌を期待されていたようで
得意ののどを披露する「掛取り美智也」。
新作ではもちろんないけれども、まさに好きなもの
得意なものでのアレンジは見事でした。
30分オーバーした終演後、ドイツ料理の店に。
こちらはあまりにも現地風の味。あまりお酒も食事も進まず。
とはいえ満喫の横浜の夜です。