2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

真実の10メートル手前

読み始めて、流行りのイヤミスかと思うが 読後感は悪くなかった。 読後感に救いがある理由ははっきりしている。 主人公の、グロテスクな真実を前にした 決して正義感だけではない、 悩みながらも一貫した態度を取ろうとする 筋を通そうとするその態度が、救…

成金で落語に王手

なかなかいいタイトルだ、と思う。成城落語会のおすすめの会、ということもあって。ここしばらく、ややこしいことが続発してもう無理かと思ったのになぜかスポッと時間が取れて奇跡のような時間となる。 さて、幕が上がると2人が着物、2人が洋服のままトーク…

落語の絵本

落語の絵本というものがでて談春さんの夢金の巻を入手。 画がいい。そこによく絞りこまれた短い文章。 口演なら30分程度の噺か。じっくり語れば、だが。情景描写を画にまかせ、とはいえ肝になる部分は文章も残している。 短い文章で展開を書き切るのに画が先…

都民寄席にゆく

申し込んでいた都民寄席に当選し友人と待ちあわせて出かける。神田松之丞:講談 雷電の初土俵滝川鯉昇:茶の湯仲入り長井好弘:解説 林家正楽:紙切り柳亭市馬:二番煎じ頭は欠けるかな、と思いつつ小走りに会場へ。まだ枕の最中で、席につくと本編が始まる…