2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

立川流のその後

立川流の国立劇場での一門会があるというのを知らず一般発売時に知り、時既に遅し、とほぞをかむ。結局は聴きにいけないまま、仕事絡みの宴席でクラシック(音楽、バレエ)の話をひとしきり。一門会の話を耳にしたのは明治座での歌舞伎公演の幕間。歌舞伎と…

明治座にて  5月花形歌舞伎

明治座に5月の花形歌舞伎を見に行く。今回は夜の部。先代猿之助が詳細不明の古い演目を復活上演させたと言う伊達の十役。文字通り、男女合わせて十役を、相手役とのものも含めて40数回の早変わりをするもので、宙乗りあり、妖術ありとまさにスペクタクルなス…

ななつのこ

友人が貸してくれて「ななつのこ」加納朋子を読み終わる。 わざわざ貸してくれた意味を知り その時つぶやいていた、彼女の最愛の人、今は遠く離れてしまった人 のことを、どんな想いで語っていたかを考えた。 繊細で壊れてしまいそうな、けれど鋭い感受性を…

三遊亭愛楽のらくご格闘技

どうやら愛楽さんとゲストとの落語バトルの企画らしい。 相手方は堂々の笑点メンバーなどなど。 にもかかわらず、この6戦目で3勝2敗、とのなかなかの善戦。 6人目のゲストの談春さんは 愛楽さんとはその昔深夜テレビで競った仲のようで 緞帳があがって最…

ひいきの出る連続ドラマのために

TVをうっかり買ってしまい配線等々で大騒ぎ。 さて、問題のドラマといえば。 以前の大当たりしたドラマが、その極端なキャラクター設定から 現代劇でありながら、悪役が時代劇のように類型化しているといわれていたが 今回もドラマの内容やキャラクターの作…

キングの新作 2

やられた、その手があったか、という大どんでん返しの後に それだけではない、手だれた大衆作家ならではの巧妙なもうひとつの仕掛けが隠してあった。 キングの「11/22/63」は 失われゆくものへの切実な思いやら、人生の哀歓が胸に迫る 文字通りの良作であ…