久々の一之輔さん
生憎の土砂降りの雨の中、でかける。
はじまりは、Tシャツにハンチング、立ったままのオープニングトーク。
開場中に小さくかかっていた「鉄人28号」のテーマソングが
大きくなったと思ったら本人が登場。
ご当地がらみのエピソードやら、この全国ツアーも5年をこえたというような
話などなど。
きいち:壷算
一之輔:かぼちゃ屋
一之輔:雛鍔
中入り
一之輔:蒟蒻問答
一番弟子のきいちさんは(漢数字の7が3つの旧字の喜だが変換で出ない)
ちょっと才気走った、癇性の雰囲気。
パニックになる壷算ははまっている。
二つ目の披露興行中とかで、この日も掛け持ちで鈴本とか。
一之輔さんは2席づづけて。
この日風邪をひきこんでいた身としては
鼻もつまり喉もイガイガ、ちょっと休憩が欲しいところだが
演者が高座をおりなければ仕方ない。集中力が途切れる。
中入りのあいだも何やら聞こえそうで聞こえないくらいの音量で音楽が
かかっている、女性の歌のようだが聞き取れない。
中入り後、蒟蒻問答。
ここのところしばらく聞いていなかったが
なんだか随分たくさん毎年高座をこなしているせいか
話ぶりが丸くなった気がする。
以前は、笑いそうにない30-40代の男性が
思わず不意を突かれて噴き出すような
エッジの利いた笑いだったのだけれど。
それだけ数をこなし、地方やらいろいろなお客さんの前で
やってきた、ということなのかしら。
まくらなどのトークは相変わらず毒があるけれど。
一之輔さんの高座の個性が変わってきたのかな。
とりあえず風邪が治ったあとで
また聞いてみよう、と。