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高円寺演芸祭り

たぶん5年ぶりか、そのくらい久々の演芸祭り。
なにかと気ぜわしい中、最終日になんとかでかける。


少し早めにつき、予約もあることだしと
座高円寺の「寄席の粋、手ぬぐい展」へ。
噺家さんの手拭いの展覧会だが、オークションで好きなものを
ゲットできるという。熊本復興チャリティというところか。
落語家風くまもんのトートバックも販売中。


ついで商店街のかなり奥まった場所の不動産だかリフォームだかの会社と
その隣の沖縄料理店の2軒で、2人の噺家がそれぞれ交代に一席ずつ口演するという
「2軒並んで落語会」へ。


せまいオフィスにぎっしり椅子を並べ20人はいったかどうか。
一番前の席と20cmと離れていないきつきつの高座にあがると
こはるさんが開口一番「すごいですね、みなさん羽毛布団とか壷でも買わされそうですね」。
笑いを取りながら、ちょっと伸びたショートカットで
案外いろっぽい義太夫のお師匠さんを演じる。

立川こはる:転宅
中入り
立川笑二:新作(沖縄伝承をもとに)

笑二さんは一度聞いてみたかった人。
沖縄の民話をもとにした新作、といいながら手慣れた人情噺になっている。
一人35分と意外にたっぷりの口演。


そこから駅のちょうど反対側の氷川神社の会場へ。
日が沈み、そこまで小春日和だったのが急に冷えてくる中
境内で前の部の終了と入れ替え待ちの列に並ぶ。
この日、3回の入れ替え制のようだったが、全部こなすつわものも。


木戸銭を支払い中に入ると座敷に座布団、50人はいれば足を延ばす余地もない広間。
そこで6人の2つ目の噺を聞く。


桂竹千代:新作
柳亭小痴楽粗忽長屋
春風亭正太郎:棒鱈
中入り
立川吉笑:新作(ぞーん)
古今亭始:野ざらし
三遊亭歌太郎:寝床


売り出し中で勢いのある2つ目を一気に6人聞けるのは
大変ありがたいのだが、2時間の予定を45分押すとなるとさすがに辛い。


とはいえ、勢いのある若手ばかり8人を聞けてなかなか実り多い高円寺の夜だった。
商店街や街を上げて若手落語家を応援する姿勢も
庶民的で楽しそうな街並みも好ましい。
来年も時間をやりくりして朝からはしご、と心に決めて
こんなに遅くなるつもりじゃなかったんだけれど、とぼやきつつ。