住宅メーカーの広報誌の巻頭の建築紹介が好きで
ここしばらくそれを楽しみにしている。
大御所から自分の知らない建築家まで、共通して取り上げられるのは
広報誌という性格を反映して、すべて住宅の建築ということ。
日本人の知られた建築家が紹介文を書いている。
写真も綺麗。
もうずいぶん昔に建築夜学校という連続講座に通った頃を思い出す。
その頃、気鋭の若手だった建築家が紹介文を書いている。
隔世の感がある。
今朝まで、NHKのEテレのテキストの「落語でブッダ」を読んでいた。
かつて好きだったもの、いまでも好きなもの。
それらに落語が加わって、そこから広がる仏教の世界と縦横に入り組み
絡まる様々な日本的なるものをほうっと息を吐いて眺めている。
なんの役にも立たないけれど。
仏教で出世とは何という意味?
その言葉の意味にふっと虚をつかれて
ここしばらくとらわれていたものから自由になる。
もう一度心の赴くままに、
虚心に惹かれるもののごく近くにまで
とんでいけそうな気が、する。