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道楽亭 柳家喜多八独演会

殿下、と呼ばれる妙な余裕と品のよさ?が持ち味の喜多八さんを聞きに行く。

50人、はいるのかなあ、というお店(普段はバー)はギッシリの満席。

一度やむなくキャンセルした後、すみませんいけそうなんですが、と電話をしたら、

「まあいいですよ、かなり・・かなり厳しいけど(あとはもう一緒)」的な

店主=席亭の答えがあり、いそいそと出かける。

前の方の丸いすの席しかなくて、ちょっとつらい。

とはいえ。

 

この独特のゆるいまくら、あ、師匠小三治さんでしたか

それはそれは・・・柳家でしたね、とめくりを眺める。

本を出すことになり、周囲の人が喜多八さんを語る本なのだけれど

師匠にはあえて原稿をもらわず、本の帯用に一言もらうつもりだったという話などを。

 

寄席の楽屋に伺い「師匠、お願いがあるんですが」と持ちかけたところ

いつも寄席や独演会の会場にママチャリで来る喜多八さんにむかい

しゃれのつもりか「なんだ自転車買ってほしいのかい」と返されて

楽屋は爆笑、その枕に会場も爆笑。

談志さんが芝浜を年末の人情話の大ネタにしてしまったが

あんなにくどくせずに、江戸前でさらっとやれればいいんだが

やれそうならそのうちにという話やら

「子別れ」なんかより「火事息子」の方がずっと(親子の情を語る人情話としては)

いいんだが、など、あっ、そこもう少し聞きたい・・・という芸談というほどではない

なにげない話も味がある。

 

酒にちなんだ枕から、親子酒、続いてそろそろ年末ということで睨み返し。

仲入り後、厩火事

打ち上げにはとっても参加したい気分、が、

もろもろたまっている家の用が気になって今回は見送り。

小さな会場で落語を聞けるのは、本当に幸せ。

そう思って会場を後にする。