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立川流トークライブにいく

ずいぶんと怪しい歌舞伎町の一角。ライブハウスらしいが。 若手の元気な意見や宣言を聞きながらいずこの組織もあれこれあるのだと思いいたる。特になにやらクリエイティブなことをやっているところは管理系や働く基盤整備をする人が薄くシステムの未整備から…

真実の10メートル手前

読み始めて、流行りのイヤミスかと思うが 読後感は悪くなかった。 読後感に救いがある理由ははっきりしている。 主人公の、グロテスクな真実を前にした 決して正義感だけではない、 悩みながらも一貫した態度を取ろうとする 筋を通そうとするその態度が、救…

成金で落語に王手

なかなかいいタイトルだ、と思う。成城落語会のおすすめの会、ということもあって。ここしばらく、ややこしいことが続発してもう無理かと思ったのになぜかスポッと時間が取れて奇跡のような時間となる。 さて、幕が上がると2人が着物、2人が洋服のままトーク…

落語の絵本

落語の絵本というものがでて談春さんの夢金の巻を入手。 画がいい。そこによく絞りこまれた短い文章。 口演なら30分程度の噺か。じっくり語れば、だが。情景描写を画にまかせ、とはいえ肝になる部分は文章も残している。 短い文章で展開を書き切るのに画が先…

都民寄席にゆく

申し込んでいた都民寄席に当選し友人と待ちあわせて出かける。神田松之丞:講談 雷電の初土俵滝川鯉昇:茶の湯仲入り長井好弘:解説 林家正楽:紙切り柳亭市馬:二番煎じ頭は欠けるかな、と思いつつ小走りに会場へ。まだ枕の最中で、席につくと本編が始まる…

高円寺演芸祭り

たぶん5年ぶりか、そのくらい久々の演芸祭り。なにかと気ぜわしい中、最終日になんとかでかける。 少し早めにつき、予約もあることだしと座高円寺の「寄席の粋、手ぬぐい展」へ。噺家さんの手拭いの展覧会だが、オークションで好きなものをゲットできるとい…

解消と融和はなされないまま

試みたこと、画策したこと。 融和はなされないまま、次の世代に引き継がれる中で すべては規知のこととして進んでいくらしい。 寄席に出ない。 だから、一人の会を中心に客を集める力をつける。 それがここで生き残る最善のことだと 今はその基準がスタンダ…

江國香織「間宮兄弟」 ジュンパ・ラヒリ「別の言葉で」

「間宮兄弟」はDVDで見たことがあったのだが江國香織の小説とは知らなかった。一読して切なくて暖かくてとても気にいってしまう。兄弟がはたから見たら浮世離れして気持ち悪く見えたとしても好きな本の中の一節や、そこからインスパイアされたことを口にして…

志の輔らくごin Nippon

志の輔さん、パルコ劇場休館中に全国12都市を巡るという。 その10都市目の横浜で、ラッキーなことにチケットが手に入る。 あまり演劇的な趣向はちょっとなあ、と思いつつ それでもやっぱり、いそいそと出かける。 3時間の間、前座もなしで大神楽と長唄三味線…

贔屓の落語会にて

どうやらチケット転売サイト抑止のためと思われるが。 引き換え券しか発行されなければ 指定席と違うので早目に会場にならぶのは人情で それなのに入場したら外に出られず かつ場内には売店もなく自販機もない。 こんなにぎやかな場所なのに、転売する少数者…

クライマックス寄席

年があけたのに年末の話題もなんですが。 年末の少々半端な時間の寄席。 終電を気にしてトリの途中で席を立つ という無粋なことをしなくていいのは助かるが。 さて、この後の部に比べると時間も短く 出演者の持ち時間は少なく、時間に追われてせわしなく。 …

ネクスト立川流

成城ホールでの立川流若手の会。これがシーズン2らしいのだが、4年前のシーズン1はわずか2回で打ち止めになった、という話をはじめの3人の座談(立ってしゃべっていたが)で聞く。 前回は行けなかったのでわからないのだが今回は50人かそこらの観客で…

談志祭り

立川談志生誕80周年と銘打った談志祭りにゆく。 要するに談志なきあとの一門会。 今年で5回目か、年々落ち着いてきて派手な演出 (一門勢ぞろいなどの口上など) はなくなり、座談会もあっさりしたもの。 恒例の一門会とはいえ、談志の一八番などというわけ…

志の輔らくご「牡丹灯籠」

志の輔さんの、今年でもう7回目だという夏の下北沢の恒例行事。一度聞くともういい、と思う人がいるのか切符が取れて、でかける。上演時間を確認せず、着物で行ったのは最大の敗因。本編の後半は尻・腰が痛く、ほとんど集中できない。とはいえ、一部の段を…

ゼロ・グラビティ

テレビの放送で見る。 大画面で見たら吸いこまれそうで その分、圧倒的な孤独や無力感、死への恐怖に襲われそうな 映像の美しさ、完璧さ。 とはいえ、CGなのかな。 人間、ひとりで向き合い、解決しなければならないことは 誰だって、ある。 そこをなんとか乗…

カリスマの引退を見届けにセブンアイの株主総会にいく

見届けるつもりの株主が多数、と踏んだのか 会場入り口には多くのカメラと取材陣。 入る直前にコメントを求められた。 それを断って会場入り。 例年配られていた試供品はない、と 会場のあちこちに記載されている。 それ目当ての株主はきていないということ…

糸井重里のインタビューの 編集 もう30年以上前の糸井重里のインタビューで 彼の答えた言葉が印象に残っている。 どんなに抽象的なことを聞いても 核心をはずさずに答えてくる それは何故だ、と問われて。 僕はその問いを発した人が悪意か善意かだけを考える…

葛の葉 異類婚姻譚

明治座に花形歌舞伎を見に行く。 夜の部を体調不良で見逃し、昼の部を取りなおしてのリベンジ。 メインの演目は・・・ちょっと辛い。 幕開けの「葛の葉」がコクーンで1月に見た「元禄港歌」のもとに なっており、七之助の女房・葛の葉も哀切で心にせまる。 …

桜の花の色

雨のあとで水を含んでいるからなのか 芽吹いた葉の緑が遠目にはまじるからか あの吹雪に例えられるソメイヨシノの薄い色合いが、 今日はもうかすかに濁って見える。 それが、何かに絡め取られて身動きできない間に もっともピュアな色の一瞬を見逃して 間に…

保育園義務教育化

子供嫌い、どころか女性とつきあうのも気が進まないみたいな 完全草食系、チョコレート好きのまだ若い社会学者の本。 この声は、体に合わないなあ、といつも思うのだが 同時に、さて、誰かの声にすごく似ていて 聞くたびに、さて誰だったかと。 高校の同級生…

大みそかはにぎわい座で

にぎわい座でカウントダウンのひとつ前の部ができたと聞いて。 なにしろ終夜運転をしない最寄り駅在住。 カウントダウンはなあ、と思っていたのでこれ幸い。 とはいえ、時間はかなり半端。 大掃除やら買いだしで遅昼を食べてギリギリに出たので 買い物には寄…

ヴーヴ・クリコとモエ・エ・シャンドンの違い

シャンパンの中でそこそこのお祝い感のあるクラスとしてこの2つがポピュラーだが。私はモエのほうが好きで、それはそういうお好みというつもりで。品種を調べてみたが、シャンパーニュ地方のシャンパンはブドウの品種は同じ、3種類。ピノ・ノワール、ピノ…

ドラマ「赤めだか」

随分軽い仕上がり、と思ったのは演者が二宮君だったせい、と思いいたる。本人はもっと熱くてとがっていて多分へそ曲がり。それがさわやかな好青年が演じるとこうまで軽くなる。ちょうどいいリアル。志らくさん役の濱田岳も出色の出来。こちらは志らくさんら…

一之輔 小三治 二人会

面白い組みあわせ、とチケットを手配する。 送られてきたチケットをしげしげと眺めると あらら、一番端の席。 開口一番は柳家小はぜさん。 一目上り。あぶなげがないので、それなりに年数を経ている模様。 次が一之輔さん。 高座に上がってしばらくは、なん…

ドクタースリープ

久々にキングの新作を読んだのは この作品が、かの「シャイニング」の続編だと聞いたからに外ならず。 シャイニング=輝けるもの、そして特殊能力者。 いわゆる超能力ものなのだが、 むしろ見えてほしくないものが見えることからくる不安定さや、 特殊な力を…

談志祭り 2015

談志さんの命日にあわせて 新真打のお披露目を兼ねてゆかりの読売ホールで。 1日半、3公演の興行であわせて5人の真打が巣立つ。 今回聞きに行ったのは、談春さんのトリ、初日の夜公演。 新真打は左談次さんのお弟子さん、談奈改め左平治さん。 キウイ:寿限…

猿之助さん スーパー歌舞伎 ワンピース

猿之助さんのスーパー歌舞伎 さすがに際物だなあ、と思いつつ見に行ったが これがなかなか。 エンタメの王道とは、とかお金をかけてがっつりやる というショーアップのやり方について ずいぶんと感じるところがある。 多くの人(数万人単位)のひとを集める…

こはる ぴっかり女流会

対照的だといわれる2人だが 某所のアトラクションにて2人の並びで拝見。 片や小朝師匠のお弟子さんで 女子力高そうな、テレビ受けしそうな、春風亭ぴっかり。 片や強面の談春師匠の一番弟子にして一門の弟子の中の唯一の生き残り 可愛らしい女子のはずが、男…

村野藤吾の建築展

駆け込みで終了間際の目黒へ。 模型、模型、模型。 研究室の大学生、大学院生を総動員したのか また、出来不出来も多い模型群。 アンビルドの女王といわれる建築家もいることを考えると 立面の模型を作るのに難儀するたぐいの設計図があるのだろう。 諸事情…

綿矢りさ ウォークインクローゼット

誰かが文芸時評で褒めていて 久々に読んでみる。 ああ、あたりだな、と。 2、3回読み直したから かなり好きなんだろうな、と。 綿矢はデビューの時から安定感があって 私とは相性のいい作家なんだろう。 悪くない。 アラサーとかなんとか、切実だったり痛…

ヤモリ、カエル、シジミチョウ

江國香織の谷崎賞受賞作を読む。 子供の視点が独特で、童話作家でもある作者の 渾身の1冊、的な書評だったが そういう部分もあり、それほどでもない部分もあり。 ひらがなだけの、子供の視点から描く世界は 新鮮ではあるが、ある種、ありがちなところもあっ…

画鬼 暁斎 チームラボ、花火大会

三菱1号館で「画鬼 暁斎」を見る。 河鍋暁斎は今回展覧されて、どこかでは見ているのだろうが おそらくははじめて系統だって見る。 毎日の画業の前後に 肩慣らしのようにして観音菩薩像やら鍾馗様を 鍛錬のために描いていた、と聞くと、その膨大な絵の数と …

こはるの夏休み

7月末、にぎわい座にて。にぎわい座では隔月で自主公演をやっているこはるちゃん。春夏だけはにぎわい座が会を催してくれる。以前聞いたところでは、そういう時はギャラだけもらうので(会場を借りたりの持ち出しもなく、チケットも 販売してくれるので)お…

100万回生きたねこ

佐野洋子展の初日にでかける。 ここで初めて知ることも多く 会場では、ふわふわの布をはりつけた白い猫と 不敵な顔のとら猫のパネルがあって 写真スポットになっている。 やっぱりこちら、と白い猫と写真をとる。 さて、どういうつもりか自分でもわからない…

談春さんの独演会 

落語家生活30周年の記念ツアー、そのオーラスのファイナル公演が8月頭に渋谷であるのだが、 それが取れなかった人のために追加公演をしたのがこの日の会。追加公演なのに、先にやっちゃうんだけどね、なんてご本人もちゃかしている。目黒区、柿の木坂をあが…

イタリア紀行

久々のイタリア、個人旅行。 連日35度の酷暑の中、ベネチア、ベローナ、ミラノをめぐる。 案外に準備が足りずお目当ては大体こなしはしたものの もっとあれこれ詰め込めばよかったと後悔しきり。 買い物も食事も楽しいところなのにどうも気分が乗りきらず。…

有名建築家の作った私邸

ずいぶん前からチェックしていたが 迷っているうちに1年後に八王子に巡回するからと 先送りにしていた「戦後日本住宅伝説」展に ようやくいってくる。 並びをみればそうそうたる建築家だが 多くはまだ若いころに、私邸とはいえかなりの力を込めて 自分の建築…

才能ある若者こそ日本を捨てよと

そういいたくなる気持ちもわからないでもない。 官製ファンドどころか、日本のメガバンクも この手のリスクはとらないだろう。 <a href="http://hon.bunshun.jp/articles/-/3007" data-mce-href="http://hon.bunshun.jp/articles/-/3007">イノベーションの最前線 東大発ベンチャー・シャフト元CFO激白 世界一の国産ロボットはなぜグーグルに買われたのか 「支援する枠</a>…

三宅坂にて

演芸資料室を見てから国会図書館に行くつもりがふと見ると昼席の最中。今の時間から吉坊さんか、と思ったらチケット売り場にいって入れるか聞いてみる。 中入後なら安いですよ、といわれるもいえいえ吉坊さんですよね、といってチケットを出してもらう。ただ…

百日紅

杉浦日向子の原作をぱらぱらと眺め映画は封切り直後に見てはいた。 なるほどと。 松谷みよ子の「民話の世界」を読みながら水神と呼ばれる龍やら蛇やらの伝説をひとしきり考えてみる。 そろそろ、自分の絵をね。そうね、そうするか。ひとりごちて。

立川談春 百年目の会

編集中

立川志の輔独演会

こちらも電話をかけ続けて入手した志の輔さんの会。 開始時間が早く、間に合わないのが怖くて休むことにしてはやめに出かける。会場に張り出してある案内によるとがっつり3時間コース。 志の太郎:元犬晴の輔:看板のピン志の輔:親の顔 中入り 漫才:母心…

柳家小三治独演会

苦労して並んで入手したチケットでの横浜の独演会。 どういうわけか、ここのところやっかいごと続き。 駅から歩く道々で、気持ちを切り替える。 前座は孫弟子にあたる喜多八師匠のお弟子さん 柳家ろべえさん。 おなじみのやじろべえからとった名前の由来など…

追悼 桂米朝

高座には間に合わず、CDだけでファンになっていたのだが お亡くなりになったと聞いて、やはり残念でさみしい。 品の良さ、ほどのよさ、インテリながら偉ぶらず 誠実な芸に対する態度などなど。 芸人でありながら、新作落語の作家でもあり 上方落語復興の祖で…

月亭可朝の喜寿を祝う会

おひさしぶりの可朝さんの会。 ゲストは談春さん。 吉川潮氏の企画。 らく次:雛鍔 可朝:犬の目 談春:紺屋高尾 中入り トーク:可朝、談春、吉川潮 可朝:怪談市川堤/出てきた男 可朝さんの犬の目、怪談市川堤ともに初めて聞く。 市川堤は、幽霊役の前座…

喬太郎、白酒、一之輔、&小猫

当代の人気者を集めた豪華な顔付けにひかれて 地元の落語会にでかける。 小雨のぱらつく、3月なのに真冬並み、寒いばかりの日。 会場の駅からの遠さやら、広さの割に悪い客入りなどを 落語家の皆様は勘所よくいじり爆笑の連続。 個人的にはここはその昔、家…

インタビューで

子どもの頃のこと を あなたが聞かれたのか あるいは自分で目の前の人に語る気になったのか。 どうしてかといえば、その人に 自分の根幹にありながら気づいていない何か それを子ども時代にさかのぼって 知ってほしかったから。 聞いてほしかったのはこのこ…

SFアンソロジー「さよならの儀式」

前年度に発表されたSFの短編小説。 そのアンソロジーという試みに素敵なタイトルがついている。 この作品を読んでみて、と友人に勧められて それを機内の移動時間に読んでみる。 正確には、その中の1篇、その人の知人が書いたという 「ウンディ」という作…

ドイツにて

大周遊という名目に怪しむべきだったが 日程の割に訪問都市が多すぎるグループツアーで まあ移動距離の長さと、1日に訪れる場所の多さとで。 なんとか、2時間ほど時間を取って ベルリンでペルガモン博物館を再訪した。 目的は前回訪問時に修復中だった イシ…